先日のセミナーでのこと
「不得意な母音はないですが吃音がある」とのことをお聞きいたしました
私自身では不得意な母音があり
主にこのことが大きな原因ではあったのですが
「不得意な母音がない・・・」
この場合のことを考えると
時限式的なことが吃音を生み出しているかもしれません
どのようなことかと言いますと
過去に話すことで失敗をしてしまい
その失敗を繰り返さないようにと心身に力が入ってしまい
普段と一緒のパフォーマンスができないということ=吃音になるということが考えられます
また、過去に激しく叱責されてしまった経験
過去にうまく喋れなくて恥ずかしい思いをした経験
話すことに対して恐怖を感じてしまった経験
(吃音の経験が無い方は?かもしれませんが、この経験は心の奥深く根付いてしまうのです。私もそうでした)
(例えば嫌いな食べ物は過去に食べたときに嫌な食べ物(経験)として蓄積されて=「嫌い」(嫌な経験)と認識されますね)
これらを振り返った時または意識をしていなくても、そのような似たような境遇に合ってしまった時
普段は普通に話をしている時があり安心していたら、突然吃音の症状が出る場合は
【時限式タイプ】であると考えられます。
些細なことでも芋づる式に嫌な記憶が蘇ってきてしまう。
吃音の症状が突然に起こる場合はこのようなケースもあると考えられるのです
先日のセミナーで吃音の原因は緊張が大きな要因とお話をしましたが
この時限式タイプの場合は「恐怖」または「不安」が要因になっています。
さて、この場合の対処法ですが
深刻に見えますが
まずは簡単な方法を試してみましょう。スモールステップです。
簡単ですよ
「なんとかなる。なんとかなる」
「普段通り。普段通り」
「過去は過去。今は今」
このようなキーワードを自分自身に上書きすることをイメージしてみてください。
過去のことは過去なのです。
大切なのは今、これからのこと。
時限式の爆弾の導火線の火を消すのは自分しかありませんし
吃音と向かい合うという勇気が自分の中に芽生えていれば
きっと導火線の火、いや爆弾は消せます。
まずは
「なんとかなる。なんとかなる」
「普段通り。普段通り」
「過去は過去。今は今」
こんなところから始めてみましょう
肩の力を抜いてリラックスリラックス
簡単ですよね
必要なのは継続性です
リラックス。リラックス。
ISHIZAKIコミュニティ研究所
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