いつも行っているスーパー。
食材を毎回買いに行っているスーパーです。
今日は何を食べようか。食べた翌日にはどこに行こうか。ちょっとした楽しい身近な未来を描きながらの楽しい場になっていたスーパーでした。
しかし、改装のため閉店。
そのスーパーはチェーン店でどの地域でも店舗展開をしています。
閉店期間中は、他の同じチェーン店へ出向いたのでしたが
「・・・何かが違う」。
当然、商品が置いてあるところは、チェーン店といえども場所は違います。
ということで違うのかな。と思いましたが、なんとなくそうではないという違和感がありました。
では何が違ったのでしょうか。
商品ではなく人であったと感じました。
どういうことでしょうか。
いつもレジで対応してくれる人。
商品を並べてくれる人。
その方々とは特に話をしたことはありません。
ありませんが、なんでしょうか、なんとなく一体感があるのです。
レジの方でいいますと、この人はスピードは遅いですがキチンと丁寧に商品をレジのカゴに入れてくれる。
この人は、滑舌よくハッキリと金額を伝えてくれて印象がいい。
ちょっとムスッとしていますが、会計をしたいっぱいになったカゴを収納台へ優しく気遣い移動してくれる。
それぞれ、お話は一切したことはありませんが、いつもの人が身近いてそんないつもの人たちの交流が、商品を購入すること以外に、なんとなく自分にとっていい雰囲気になっている。
そんないい雰囲気が、気がついたら安心になっていて、安らぎになっている。
自己分析した結果、そのようなことに気がつきました。
「どうせ買うなら、この人から買おう」。
そんなことを感じたことはないでしょうか。
商品は商品として魅力がある。
そんな魅力に心を動かされて商品を買う。
そんな魅力を引き出そうと商品開発に力を注ぐ。
正しいことですが、忘れてはいけないのが「この人だったら安心して購入してもらえる」。そんな人としての信頼感も忘れてはいけません。
いいものはネットでも何でも売れる。
そうかもしれませんが、そこだけに没頭して人と人とのつながりを疎かにしてしまったら、後でしっぺ返しをくらうことになるでしょう。
人と人とは心を分かち合うことで次の行動へとつながります。
自分本位の考え方は、知らない間に誰も寄り付かなくなってしまいます。
忘れがちな人の顔を思い出し、その顔の先の笑顔がお互い交せられるようにすることが大切と思い感じました。
信頼できる人から信頼できるものを買いたい。
みなさん共通の想いではないでしょうか。
ISHIZAKIコミュニティ研究所
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