明日、8月22日は甲子園高校野球の決勝です。
仙台育英と下関国際が対戦します。
さてさてどうなるのでしうか。楽しみであります。


ところでこの両校ですが、これまで勝ち上がってきたなかで戦い方に特徴が表れているデータがあります。
それは、ホームランが0。
投げる方では、完投が0。
ということです。
この話を聞いて、なんとなく実力があまりないの・・・と感じる方がもしかしたらいらっしゃったりしたらそれは違います。
ここまで戦い抜いて勝ってきたからこそ、決勝の舞台にいるのであります。
特にピッチャーの方でいえば、現在は選手の体調面への配慮を考えて投球数の制限があります。また、近年の異常なまでの暑さとのとの戦い。投手1人が技術論や根性論でなんとかなるレベルで対処できる環境ではないと思います。
そこでピッチャーを何人か育てて、負担を1人に集中しないような対策が立てられているのでしょう。
ピッチャーの素質がある人へ短期集中で指導教育。スタミナ面では簡単に強化することは出来ませんが、つぎへつなぐという組織のチームという中でできることを理解させる。
そこから責任感が大きく育っていき、自分に今できることへ集中して取り組む=成長力の拡大へとつながっていくのではないでしょうか。
ホームラン0についても、同じような考えでしょう。
大きなあたりも良いけど、つぎにつないで、つぎにつないでいく。ヒットをつないでつないで、仲間を信頼して、信頼して、つないでいく。
これが今の高校野球の新しいスタイルを両校が証明しているように思えます。
ピカイチのスター選手にスポットライトをあてられた今までのスタイル。
どちらのスタイルが今後のトレンドになっていくのでしょうね。
明日は、この両校の対決を楽しみましょう。
ISHIZAKIコミュニティ研究所
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