「胸を借りる」 → 自分より立場が上の人に対して思い切ってぶつかっていくこと。
「胸を貸す」 → 自分より立場が下の人から申し出があった場合に遠慮なく胸を張って迎え入れること。
昨日の大相撲、優勝決定戦では平幕の熱海富士と大関の貴景勝との取組でした。
平幕の熱海富士は、「胸を借りる」という気持ちで取り組みに望んだと感じました。
一方、貴景勝としては「胸を貸す」という気持ちで取り組みに望んでくると思っていましたが・・・。
結果は多くの方々は拍子抜けする取り組みだったかと思われます。
優勝決定戦の取り組みが終わり、平幕の熱海富士が土俵を後にします。
その熱海富士の目頭からは熱い涙が頬を伝わります。
その涙は勝負に負けたことではなく、期待を裏切られたという悲しみの涙だったように感じました。
もう一つ言うならば、「胸を借りる」と「胸を貸す」という言葉は相撲の世界から広まった言葉であるということです。
勝つことは大切なことでありますが、何が何でも勝つということで良いのでしょうか。
これからの次の世代へバトンを渡す相撲界の発展も考えての行動を期待したいものです。
ISHIZAKIコミュニティ研究所
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